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釉彩 薄層のかたち 長江重和 作陶展

釉彩 薄層のかたち 長江重和 作陶展
平成10年2月26日(木)〜3月7日(土)3月2日(月)は体廊 午前10時30分〜午後6時30分
最終日は午後4時まで
NAGAE Shigekazu
Exhibition for his recent works of "vessel with thin layers'made of porcelain in colored glazing
February 26 - March 7,1998(Closed on Monday,March 2)10:30am - 6:30pm(4:00pm on lastday)

長江さんの作品は、いわゆる鋳込みという技法によって作られている。鋳込みは、量産品を作るために開発された作り方で、長い焼き物の歴史の中では、比較的新しい技法といえる。この鋳込みを用いた作り方では、焼き上げる時に形がへたる事を当然として嫌うが、窯の中で火の勢いによって曲げられる自然な曲線を、彼はその作品の中に一つの表現として受け入れ、結果として作為を越えた、造形の妙としての形にまで高めることに成功した。長江さんの仕事場は、家業の陶器工場の中にある。家業の中で物作りの基本としての“鋳込み"を習得し、そこに新しい可能性を見出し、あらたな息吹を与えた。平成9年度の日本陶芸展大賞を受賞した時に、「量産のための鋳込みが、陶芸の技法として認められた事を嬉しく思う」と、表彰式で述べていたが、新しいものを生み出そうという長江さんの挑戦者としての意気込みを、その作品の一つ一つから受け取る事ができる。
青山益朗

釉彩薄層のかたち(径25cm 高20cm) / 釉彩薄層のかたち(径62cm 高22cm)



長江重和 (ながえ・しげかず)
1958年 愛知県瀬戸市に生まれる
1972年 愛知県瀬戸窯業高校卒業
1974年 同校窯業専攻科終了(第一回生)
中日国際陶芸展 奨励賞(78)・中日大賞(79、86)
ファエンツァ国際陶芸展選抜出品(78、79、80)
陶芸ビエンナーレ特別賞(89)・準大賞(91)
朝日陶芸展 入賞(79)・陶芸賞(82)・秀作賞(89)・グランプリ(92)
朝日現代クラフト展 特別賞(85) 陶磁器デザインコンペ銅賞(79)
国際デザインフェア 佳作(85) ベルギーカフェノアール選抜出品(88)
美濃陶磁フェスティバル銅賞(92) 日本陶芸展 大賞・桂宮賜杯(97)
スイス・ニヨン磁器トリアンナーレ選抜出品(98)
個展・グループ展多数


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