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私の乾山 田端志音 作陶展
乾山写色絵菊文向付 W19.2cm×D17.2cm×H3.3cm

私の乾山 田端志音 作陶展
平成11年9月22日(水)〜9月28日(火)会期中は無休 午前10時30分〜午後6時30分
最終日は午後4時まで ◎会期中は作家在廊
“Kenzan”, it's my work !
Exhibition of ceramic art by Tabata Shion for Kenzan
September 22-28, 1999(open daily) 10:30am-6:30pm(4:00pm on last day)

田端志音さんのことを知ったのは、ちょうどこの酉福を開いたころだったからもう7、8年前になるだろうか。
京都、大徳寺の立花大亀ご老師に開店の挨拶に伺った時に、ご老師が「青山君は東京だから、このようなものがうけるで」と、奥から風呂敷き包みを抱えてきてやおら開き始めた。
その包みから現れたのが志音さんの魯山人写しの鉢だった。
当時はやきものの仕事をはじめたばかりで、何もわからないといってもいいほどだったが、その鉢が妙に印象に残った。
ご老師から勧められたというわけではなかったが、「一度工房へお邪魔してみます」と、ご返事してその場を退席した。

その後しばらくして、丹波にある志音さんの工房兼自宅を訪問する機会があった。座敷に上がりそこにある志音さんの作品をいくつか眺めながら、「どうして陶芸を始められたのですか」と、尋ねた。
「大阪の古美術商に勤めていました」と。
その店は大阪でも一流の店だが、なんでもその店にいる時に有名な料理屋や大徳寺といった所に出入りしていたそうだ。
その時に店にある名物、名品を目にし、また自分の手で触れるという機会にも恵まれ、そうした物を作ってみたいと思いはじめたそうだ。なるほど、それで魯山人にしろ、乾山にしろ、上手に寸法よく写せるのだなと納得した。
今年は、乾山が鳴滝に窯をひらいてから300年にあたる。
志音さんが乾山の写しをはじめ、いまその集大成ともいえる作品が出来上がっている。乾山に魅せられ、乾山に入り込み、いまや単なる写しを越えた自分の乾山を作り始めたようだ。
酉福店主 青山益朗

This year is 300th anniversary that Ogata Kenzan, famous iroe ceramist in Edo era, opens his kiln in Narutaki, Kyoto in 1699. Tabata Shion's Kenzan is not only a copy, but also a work beyond Kenzan. She was fascinated by Kenzan to create her piece as a copy, when she was working for one of top antique galleries in Osaka where she could take opportunity to learn importance of size for house, ceramic pieces or other art works of Japan. She, therefore, quitted the gallery and started making ceramic art at her atelier. She has been working so dedicatedly to make copy, then create her piece based on how she was inspired by the art of Kenzan.
Tom M. Aoyama, owner of Yufuku


乾山写銹絵染付短冊皿 W7.2cm×D28.3cm×H2.6cm 乾山写雪笹文手鉢 W30cm×D22.5cm×H22cm
乾山写銹絵染付絵替筒向付 φ6cm×H8.3cm 乾山写色絵龍田川向付 W18cm×D17.5cm×H3cm
乾山写色絵輪花椿文向付 φ11cm×H7cm 乾山写金彩絵替土器皿 φ16cm×H2.1cm




田端志音 (たばた・しおん)


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