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なごみの時に 山田絵夢 作陶展
常滑花入 φ16cm×H24.5cm

なごみの時に 山田絵夢 作陶展
平成11年10月22日(金)〜10月27日(水) 会期中は無休 午前10時30分〜午後6時30分
最終日は午後4時まで 会期中は、山田絵夢氏在廊。

去年、絵夢さんの父親である三代山田常山さんが人間国宝に認定されたことは多くの人に喜ばれたことだった。偉い人を父親に持つことは誇りには違いないが、彼にとっては一面気の重いことでもあるので実は心配だった。しかし、変わらぬ絵夢さんの人柄に接していると、そのようなことは杞憂でしかなかった。もちろん作陶に対する態度は同じように真摯だが、しかしこれまで以上の気迫を感じるようになった。これも意識するとはなしに自然と父の影響を受けているのだろうか。


朱泥急須 W14cm×H12.5cm
朱泥急須 W12.5cm×H10.5cm
今回の個展にと作られた常滑の土味を生かした豊かな表情を持つ焼〆の作品は、さらに魅力が増してきたようだ。自然を愛し、とらわれのない童子のような心を、いつまでも大切に持ち続ける山田絵夢さんならではの優しい世界が、どんどん広がってきているのがわかる。今年で当ギャラリー三回目の個展だが、毎回好評の花器を中心に、今回は人気の土瓶に加え、本格的に取り組み出した急須ももちろん見所だ。
酉福店主 青山益朗


常滑手付花入 φ16.5cm×H22cm 常滑酒注 H13cm×W15.5cm


山田絵夢(やまだ・えむ)
1954年、愛知県常滑市に生まれる。
父は、ロクロを使った急須作りの名人、三代・山田常山(人間国宝)。
常滑の土は、鉄分が多く粘り強い。その特長を生かし、高火度で焼かれた無釉や焼〆を作陶の中心におく。また、常滑=急須のイメージではなく、本来の常滑の伝統にある、独特の土色と火色を追求。
食器や花器を手掛ける。個展を中心に活動。
1980年 第9回常滑長三賞陶芸展長三賞受賞('81・'84も受賞)
1981年 東海伝統工芸展入選 1982年 第29回日本伝統工芸展入選
個展 名鉄百貨店(名古屋) 日本橋三越(2人展) マスダスタジオ(東京)
銀座和光(親子展) 黒田陶苑(銀座) 酉福(南青山) その他個展多数


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