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店主のささやき
去年の1月にロンドンで開催された“Collect”に参加してから、早いもので一年がたった。この1年の世界の変わり方はどうだ、驚くばかりの変わりように目も廻る思いだ。たとえば、あの時の英国ポンドは240円ほどだったが、いまでは、130円ほどになっている。アメリカの大統領はブッシュさんからオバマさんで、日本の総理は、福田さんから麻生さん。景気の良い話はなく、本当の不景気になってしまった。とくに去年の暮からはひどい。釣べ落としのごとく、奈落の底へ。「世の中は三日みぬまの桜かな」と詠まれているが、まさにその通りだ。
ところが、最近のギャラリーはお客さまで賑わっている。が、お買いになる方々ではなく、各地の作家の来廊が増えているのだ。皆、どのように、何を売ったらいいのか、困っている様子だ。呼ばれて産地へ行くこともある。本当に皆困っているのだ。何に困っているかというのはそれぞれだが、あのアメリカ新大統領の選挙以来、Changeが流行り、「変わらなくてはと思うのだが、どのように変わったらよいのかが分からない」と言われることが多い。本当にそうだ。Changeと唱えていれば全てが解決するわけではない。では、どのように変わるべきか。
変わることは難しい。私などは、昔から変わり者と言われてきたが、その意味は、よく変わるという、つまり、常に変化しているような様子があって、変わり者と呼ばれていたようだ。変わり過ぎるのも良くないが。何故難しいかというと、怖いという面もある。知らないことへの恐れでもある。確かにそうだ。知らないところへは行きたくない。新しいことには興味があるが、一度試してからということにもなる。だが、試す時間の無い時など困惑するばかりだろう。だから、自分が変わらないうちに周囲が変わってしまうことも。これなど更に困惑するばかりになる。
で、前置き長くなったが、私の思うところはこうだ。
変わるということは、その前に挑戦することがある。新しいことに挑む。そうすると変わることができる。ChallengeからChangeへ。いままでとは違う、何か新しいこと。それを見つけることに。そう、挑戦だ。これは楽しい。いままでした事の無かったことを何でもいい。それに挑もう。簡単なものでもいい。で、Changeできれば、これは新しい局面が現れる。そうすると、Exchangeできる。つまり、交代だ。語呂もよさそうではないか。
Challenge, ChangeそしてExchangeだ。Chrisは、ボーンチャイナに挑戦し、新しいやきもののスタイルを生み出した。それが、酉福での展覧会へ繋がったのだ。まさに、挑戦し、変化し、そして展覧会へと。
酉福店主 青山光雅
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