酉福
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Collect 2011
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COLLECT2011
Collect 2011 入口
会場:ロンドン / サーチギャラリー(Saatchi Gallery)
会期:2011年5月6日~ 9日(5日プレビュー)
主催:Craft Council

第8回を迎えた国際アートフェア「COLLECT 2011」(以後、コレクト)は5月9日、前夜祭を含めた実質5日間の会期を無事終えた。世界12カ国から37社が一堂に会し、現代を代表する美術造形品を一目見ようと、欧州に限らず、米国や香港からも多くの蒐集家や一般客が詰めかけ、連日会場を賑わせた。主催者の発表では、会期中にコレクトを訪れた来場者数は2万人に及んだと云う。

COLLECT2011
会場の様子
COLLECT2011
会場の様子
2008年から連続して4回目の出展となり、今年も日本から唯一の参加となった酉福ギャラリー。今回はブースをより拡大し、結果としてコレクトで2番目に広いブースとなった。ブースの形状も一文字からL字型に変更し、ブースの印象を一新させた。出品点数を昨年より大幅に増やし約55点を展示。また昨年同様、折りたたみ式の展示台を日本から持ち込んだ。

参加いただいた作家は総勢17名。今年の布陣は、家出隆浩(金工) 、生田丹代子(ガラス)、市野雅彦(陶)、釋永岳(陶)、小路口力恵(ガラス)、故・ 鈴木睦美(漆) 、髙垣篤(陶)、武山直樹(七宝)、長江重和(磁) 、西片亮太(金工)、深見陶治(磁)、三原研(陶) 、前田昭博(磁)、そして韓国の呂棅旭(陶)が名を連ねた。またコレクト初参加の作家は、金沢の中村卓夫(陶)、京都の櫻井靖子(磁)、そして若手の岩﨑努(木工)の3名。

COLLECT2011
中村卓夫「空律」
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家出隆浩「ほむら」
作家数、出品点数ともに過去最多となった酉福ブース。不安定な為替市場や世界情勢に振り回されることなく、過去4年で最も良い成績を上げることができた。深見さん、武山さん、三原さん、長江さん、前田さん、髙垣さん、そして若手の西片さんの作品はほぼ完売となり、また初参加ながらも、櫻井さんと中村さんの作品も好評を博し、櫻井さんのFlower-s 2011はヴィクトリア&アルバート美術館への収蔵が決定。また2メートル20センチにも及ぶ中村さんの大作「空律」も、個人コレクターのご自宅用に納品された。

さらに特筆すべき結果として、コレクトの全出品点数約3000点の中から数点しか選ばれないアートファンドという賞を、酉福作家が三つも受賞した。前例のない結果であった。
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武山直樹
写真右から「はくたい」、「ゆきあい」
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櫻井靖子「Flower-s 2011」
なお、武山さんの新作「ゆきあい」と「はくたい」の2点が、それぞれバーミンガム美術館とプリマス美術館に収蔵されることとなり、一人の作家が二つも賞を獲得することは前例にない。その一方で、家出さんの「ほむら」もアートファンド賞を仕留め、ウェールズ国立博物館に収められることとなった。前夜祭で受賞作が発表された瞬間、酉福ブースから大きな拍手が沸き起こった。アートファンド賞という仕掛けは展示会を盛り上げ、ひいては美術業界を活気づかせる良い起爆剤となっている。

来年はコレクト会場であるSaatchi Galleryが個人の美術館から公の美術館へと様変わりし、名称もLondon Museum of Contemporary Artへと変更される。名も変われば、雰囲気も変わる。今後のコレクトショーのさらなる発展と成長に期待する。


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