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高岡銅器と漆器の共同開発ブランドに反響

北日本新聞 2003年1月6日付

高岡市内の銅器、漆器関係者らと市が共同でデザインから制作まで手掛けた新商品ブランド「HiHill(ハイヒル)」が全国で反響を呼んでいる。昨年9月に東京で開いた発表会を機に、注文や技術提携の依頼が相次いでおり、メンバーは「技術者集団として顧客の要望に応えていきたい」と意気込んでいる。

プロジェクトは、金属の着色や漆の変わり塗りなど高岡の工芸技術をアピールすることを目標に、高岡着色組合や高岡漆芸みどり会など10社3団体が参加。市の新クラフト産業・デザイン育成事業の一環で平成12年度にスタートし、将来は法人化を視野に入れている。

発表会では、多彩な着色や塗りを施した素材の見本プレート約150種類と、それを使ったちょこやお盆などのモデル商品を展示した。他の素材にない質感や表情に、来場したデザイナーや建築家らの関心が集まり、これまでに20件以上の問い合わせがあった。すでに、全国に50店舗を展開する雑貨店などとの商談が進んでいる。

素材や技術自体を求める声も多い。東京の大手キッチンメーカーからは漆素材を使った商品を開発したいという要望があり、現在、技術提携を検討している。

メンバーで銅製品製造の能作(高岡市戸出栄町)の能作克治社長は「完成品でなく、素材を提案したことが功を奏した。顧客の要望に応え商品を創造する技術者集団を目指したい」と話す。

同社系列の雑貨店「SA・KU」(同市熊野町)をアンテナショップとして商品を展示販売するなど、県内でもPRを進めている。

新年度も同様の展示会を開催する予定で、市デザイン・工芸センターは「ブランドを一層浸透させ、市場を開拓していきたい」としている。


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