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長江重和

泥彩 薄層のかたち 作品 ※画像をクリックすると拡大画像が表示されます

W46.6×D18.2×H9.7cm

W50.8×D49.8×H15.5cm

W30.2×D33.9×H20.0cm

鋳込みが私の稼業です

私は、愛知県瀬戸市で祖父の代からの窯屋に生まれました。家業は型による大量生産の皿小鉢の「ねこなし皿」をつくっていました。「ねこなし皿」とは家族総出で寝る時間もないほど作ってもなかなか暮らせない安い品のことで、そんな量産の窯元で育ちました。

窯業高校を卒業し、専攻科を修了し、あたりまえのように家業を縦ぐことになって、どこか渋々やっている気持ちに気がつきました。祖父の代からの石膏型に鋳込む磁器の食器が、薄くて歪みの無いことだけを目指していることに対しての抵抗感なのだと気がつきました。焼いて歪んだり曲がったりしやすいのが磁器の特徴なんだから、それをプラスの方向に活かすことができないか、と考えはじめたのです。はじめて家業のかたわら、自分だけのやきものつくりがはじまりました。

私の家業である鋳込みの作陶テクニックについて、月刊やきものネットで連載しています。ぜひお読みください。

鋳込み入門
月刊やきものネットより抜粋

皆さん、こんにちは。長江重和です。今月号から皆さんに、「鋳込み(いこみ)による磁器づくり」について、全くの基礎から応用まで、順を追ってお話ししていくことといたしましょう。

鋳込みとは?─その魅力はここにある

私は生まれも育ちも瀬戸(愛知県瀬戸市)で、瀬戸は、陶の人形などのノベルティ・グッズでもお馴染みの「鋳込み」の本場です。「鋳込み」は明治期に西欧より導入された、比較的新しい技法です。私の作品はどれも、「鋳込み」がベースになっているのですが、皆さんは「鋳込み」とはどんなものか、ご存知でしょうか?

「鋳込み」とは、石膏(せっこう)の型に、泥漿(でいしょう、水や珪酸ソーダなどを混ぜ合わせて液状にした粘土)を流し込んで成形する技法である。

「なぁんだ、型で作るのか」 ……なんていう声を、かつてはよく聞いたものでした。手作り云々を気にする人が多いのですね。

でも最近はすっかり定着してきて、ロクロなどではできない、鋳込みの作品ならではの精緻で繊細な表現への理解が深まってきています。鋳込みについて手作り云々を問うなら、着目点はこれに尽きます。
鋳込み入門

続きは、月刊やきものネットの連載をご覧ください
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